せいぶ館第10号ロゴ
第10号(通算第16号)/2000年(平成12年)4月/発行:(財)合気会神戸支部せいぶ館/編集:和田正志 春名美穂
道場長:濱崎正司 支部長:中尾眞吾/〒650-0011 神戸市中央区下山手通8−20−17 えぬビル3階 白蘆林内 
TEL(078)382-1659 FAX (078)341-3980
合気道のぼり7段おめでとうロゴ合気道のぼり道場長写真
我がせいぶ館道場の濱崎道場長が、本年1月の本部道場鏡開き式において、七段位に昇段されました。支部会員一同心よりお祝い申し上げます。さて、以下は1月23日(日)の稽古後、元町の中華料理店・桃李門で開かれた七段位昇段祝賀会での濱崎道場長の挨拶です。また支部会員のお祝いスピーチは3ページに記載されています。

 本日は、みなさん方のおかげで七段位を頂いた上に、こういうお祝いの会をして頂きまして、本当にありがとうございます。七段位を頂いたときから「これでもうお終いやな」というふうに私自身は思っております。といいますのは、昭和33年に合気道を始めて、平成元年に六段位を頂き、今回七段位を頂きましたが、平成7年1月の震災後みなさん方多くの方が合気道を続けていける道場ができたということで、一つの区切りがついたかな、と考えております。
合気道を今まで続けていて、「どうやったんや?」と言われても、私自身はただ合気道が好きで、淡々としてきたということで、特別にこういうことをしてみたいとか、こういうものをみんなに見せてようと思ったことは一度もありません。
「それが良かったのか悪かったのか」、「皆さん方に楽しみを伝えられたか」、「どんな道場を育ててきたか」、と思うと心配です。
もう一つ、教えをうけた横田先生と同じ段位になったことが、私にとっては一番うれしいことです。あと12年しないともう一段上がらない、それまでには棺桶の方が早く迎えにきている、というふうに思っております。まあ、生きてても合気道が十分出来るのはあと何年間かな、と思っております。みなさん方と楽しい合気道がずっとできればなによりだと考えます。
うちの嫁さんにはずっと世話ををかけてきて、いつも叱られています。今日は皆さん方から袴と黒帯と妻にもお祝いをいただいて、これを持って帰ってどういって渡そうか、困っています。これを持って帰るとたぶん、娘は「お父さん、そんなもんもろーてきたの」とまず言われ、妻には「好きなことしてて、こんなもんまで貰って」というふうに叱られると思います。 なんでこういうことをいうかと申しますと、自分の好きなことをしてきて、その上お祝いを貰うということ自体が間違っている、ということだと思います。本日はご出席いただきましてありがとうございました。

はーいっ! せいぶ館通信のマスコット、どーもちゃんでーす。皆さん、元気でしたか?(私、マイナーチェンジしたんだけど、わっかるかなー)
第10号の目玉は、やっぱし濱崎道場長の七段位昇段祝賀会でしょう。次には、支部長の神戸弁エッセイを通して、稽古のあり方を各自今一度考えてみましょう。おなじみの昇級・昇段者のエッセイも力作ぞろいですが、今回はなぜかプロレスに関連するものが多かったようです。かくいう私も大好きでーす。提出期限に遅れた方、次回は必ず出してね。
待ってるぜいっ。読者の皆様の投稿、編集部への乱入、場外乱闘大歓迎ですぞ。それでは、始まり、始まりーっ!

合気道のぼりおめでとうロゴ合気道のぼり
平成12年3月度 昇段・昇級 おめでとうございます
――――――昇段者には道場より袴を贈呈―――――――

四段
山崎昭彦

三段
古殿英介

二段
田中利幸 河村啓之

初段
衛藤譲二 ゲイボー・フレデリック

1級
久河浩也 島田友弘 ポール・コール

2級
春名美穂 玉置恵啓 新阜孝之 ボルグ・ランディ

3級
別役明法

4級
今井ももこ 坂井達也 平尾重雄 林茂郎 オリヴィエ レオ・ドクシャッキ

5級
坂本泰子 長谷川秋子 寺見麻衣子 寺見正志 梅田孝彰 紺田益誉
松井清 エドワード・ロー

9級
金谷友梨亜 佐藤壮人 佐伯貴生 福田智也 橋本大輝〈子供クラス〉

10級
金谷潤宏〈子供クラス〉



どうしたら ええの?
中尾真吾/支部長・五段

稽古をしていて、最近気になっている事がある。「危険」ということである。

その一。
何年か前、東京から荒川さんがお見えになり、稽古のあと「中尾さん、ここの稽古はいい稽古をしているけれど、もし荒っぽい人や、きつい人が来た時に、それに耐えられるホンマモンのシンの強さがなかったらケガをする人が増えるよ」とアドバイスを頂いた事がある。
その二。
佐伯君が久々に帰神の折り、「だいぶん竹沢先生の涙の出そうな固め技にも我慢出来るようになってきたし、その対処の仕方もちょっと分かってきた。やっぱり合気道は、ガンガン、ビシビシッで辛抱も出来なあかん、と思いますわ」と危険な事を言っていた。ウーン、ビシッビシッガンガン、かぁ...。
その三。
名古屋の祖父江さん。長年の合気道歴を経て、やっと「山口流」の優しく、しなやかな稽古に巡り合えたのだが...。
「この間からFさんに週に一度、クラスを持って頂いとるんやが、F氏の技が痛くて痛くて、その日の稽古に来る人が減ってきているんやけど、どうしたらええんやろか...? 痛いのも必要なのは、私らは重々分かっているけどなァ...」と...。(もちろんこれは名古屋弁)

痛い、荒っぽい、乱暴、耐える、涙、辛抱、厳しい...ホンマつらいなァ、どうしたらええんやろか? 武道いうたらこんなんやろか? こういう言葉が似合うんやろか?
神戸は遠藤先生に教わり始めて二十数年になるが、先生の技で痛かった事は一度もなかったし、そうかと言って「一撃必殺」の合気道の恐ろしさ、は充分に堪能させられている。
合気道いうて、何なんやろか?
山口先生に初めてお会いした時も、そうだった。それまで私は、合気道には二ツ、「ケガをさせる合気道」と「ケガをさせない合気道」の二種類の合気道がある、と思っていたが、先生の合気道は、もうひとつ ―「ケガを直す合気道」「癒す合気道」であった。
合気道いうて、何やろか?
「危険」に対応するのに、どうすればいいか? 「他人に優しく、自分に厳しく」なのか。しなやかに、なのか。辛抱を、なのか。我慢、なのか。清く、正しく、美しく、なのか?
あーあ、やっぱり、私は、タノシク、なのだ。

〜濱崎道場長七段位昇段祝賀会での支部会員のスピーチ(抜粋)〜

明子:電話したんですけど、奥さんからは「みなさんによろしく」というメッセージを頂きました。奥様は「私は何も協力してません」っておっしゃってました。濱崎さんが「いっつも道着洗うの大変なんや」って言ってたのはこれかなと思いましたが。「喜んで行ってますので、みなさんに迷惑かかるようだったら断って下さい」と奥さんが言われまして、濱崎さんには道場長としてお世話になりまして、ずっとご指導して頂いて、新しいせいぶ館になった時には率先して「わしも会費払う」といわれました。八段とるにはまだあと12年とおっしゃったけど、その時まだ平均寿命にもいってません。また濱崎さんの八段のお祝をしたいと思います。
打越:僕の若い時の目標は五段を取ろうということでした。なぜかと言うと、柔道とか剣道は試合の時に現役で五段の方が強いでしょ。若い人はぜひ七段を目指して頑張って下さい。
澤辺:わたしらも七段目指してもよろしんでしょうか?
小久保:私が七段になるのは100歳くらいになってんじゃないかと思います。がんばります。
福長:こちらの道場に来させてもらうまで、14、5年「遍路修行」、悪い言葉で言うと「乞食修行」をして参りました。その間七段の先生を3人程見ておりますが、濱崎先生は値打ちがあるなぁ、と思っております。
嶋田:今、せいぶ館の入会者が300名位いると聞きました。来ているのは150名位らしんですけど、その150人が今から続けて七段になったら凄い道場が出来上がるな、と思います。がんばりましょう。
中尾:ちょっと前に新聞のコラムを読んだ時に、先生というのは自分の教え子に「あいつはわしの弟子や」というのは避けなあかん日本語やと載ってました。生徒の方が「あの先生は私の師匠です」というのはええらしいです。私は濱崎さんの弟子や、思てます。「濱崎先生」ではないいんですね。ここはアマチュアのグループで合気道を楽しもう、ゆうのんが「濱崎さん」いうんになっていると思います。
田中:この道場には、常識ある、支えになってくれる大人の方がおられます。その筆頭として濱崎先生。いいかげん、いいかげんと言われますが、常識ある大人の方がおられることに非常に感謝しています。
大倉:私がせいぶ館に入ったころ、実は濱崎先生は恐い人だと思ってました。でも、だんだん稽古を重ねるうちに実は濱崎先生は凄い人なんだと、こらからももっと私達に楽しい合気道を教えていただけたらと心より思います。棺桶なんて言わずに、どんどん上を目指して頑張ってください。
佐治:12年前浜崎さんが六段、横田さんが七段をとられたとき、横田さんが「合気道やけど、されど七段」と、七段という責任の重さをいわれたのを覚えています。
久河:いつも先生には手取り足取り教えてもらってますが、全然先生の言う通りには出来てません。これからもずっと、嫌にならずにご指導していただけたらありがたいと思います。
坂井:濱崎先生にはいつも、手加減なく稽古つけていただいて、とくに小手返しはこんなに痛いものかと思いました。一週間ほど手が痛かったです。それが印象的です。噛み砕いて初心者でも分りやすく教えて頂いてありがとうございます。今後も色々吸収していきたいので、よろしくお願いします。
品川:賞状を見せて頂きました。264号かなんかで、全世界でそれだけしかいない、そんな方に教えて頂けるというのは、とても幸せだと思います。
松平:私が入門した時、雲の上の人という感じがしました。この度もまた、さらに雲の上にお乗りになられた感じです。できたら我われにも蜘蛛の糸を垂らして下さい。みんなそれに乗るでしょうが切らないで下さい。
榎本:40年ていったら、私の合気道歴の単純に4倍じゃなくて、4×4ぐらいの凄い大変なことなんやろうとつくづく思います。
寺田:還暦になってからこの会に入れてもらったんですけど、よお入れてくれたなあと、思て感謝してます。段というのは夢のまた夢なんですけど、1級でも2級でも上に上がれるようにやりたいと思います。この世とあの世は地続きやゆうて言われてますけど、段のほうはあの世で取りたいなと思います。
島田:いつも難しい技教えて頂いてて、静の中に動があるとか、動の中に静があるとか言われても見てる分には素人なんでよく判らないですね。でもちょっと指先一つとか手の先一つで角度が違うとか、迎える気が違うっていうのは、なんとなく素人の私でも判るんです。(外野:そっちの方が難しいやないか!)じっと見てるんですけど、わかってても出来ないというのが、いつも日曜日来る度、稽古の課題が明確になっていくんで僕は恐いんですけど好きです。たまに濱崎先生「もう私引退や」とか「もうそろそろ私ええわ」とつぶやくことあるんです。みんなも「そうや、そうや」って言うてるんですけど、僕はそんなこと思てませんから、いつも来て下さい。

[クラス担当者エッセイ(第9号の続き)]

合気道のできる幸せ

和田越子/三段/木曜日2時間目担当

昇級・昇段の皆さん、おめでとうございます。試験の様子を見ておりますと、その真剣な眼差しやしなやかな動きに、本当に日々の稽古を十分されているんだな、と納得がいく思いでした。
春になり、木々の若葉が萌えいづるように、新しい方々の芽や枝葉が次々と伸びてきているようで本当にすがすがしく、私など段を持っているのが恥ずかしくなりました。
が、同時に、新しい方々の熱意ある姿が私のような者でも、もう一歩前へと足を踏み出そうかなという気持ちにさせてくれ、とてもうれしく思います。
じっとしているように見える木々の葉も、いつもゆるやかな風を受け止めており、おだやかで流れがいつも止まっているように見える河も、決して止まることのない流れがある、とは遠藤先生の言葉です。
合気道の稽古の中で、私など型稽古のように一手、一足...止まってしまうときがありますが、触れ合って止まっているようにみえる手と手の中にも、自分の気と相手の気が必ず流れているように気をつけていきたいと思います。
いろいろな生き方のある中で、合気道とめぐり合え、又それができる自分の環境や身体があり、稽古ができる場所があり、相手をしてくださる方々がたくさんいてくれることをとてもありがたいことだと思い、その幸せに感謝しています。
マザーテレサさんは「私ほど幸せな者はいない」といつも言われていたそうです。樋口可南子さんは「私はいつも前だけを見ています」とインタビューで答えていました。同じように浅野温子さんは、過去のものは写真もポスターも何も手元に置かず、いつも自分を真っ白にして前だけを見てスタートラインに立つそうです。
私もできれば前を見て生きていき、自分も回りの人も幸せな気持ちでいることができたらなぁ、と思います。
これからも幸せな合気道を皆さんと一緒に、前を見ながら楽しんでいけたらと思います。どうぞよろしくお願いします。

小枝のしきり線

―昇段・昇級者のエッセイ集―

個性的な道場

山崎昭彦/四段 動画が見られます。(少し重いですが・・)

昨年末に週刊プロレスを買うと、33のプロレス団体と514名の選手名鑑が掲載されていました。この狭い日本でこれだけの団体がひしめき合って興行を行うわけだからどの団体も大変だろうなと思わずにいられません。昔は1団体でありました。時代が流れるにつれ、団体の枠を越え個性を全面に打ち出した結果いろんな団体が出来ました。立ち技から関節への移行を売りにする団体、デスマッチを売りにする団体、メキシコのルチャをメインにする団体、王道を走る団体、それぞれ皆個性が出ているのです。
昨年は十数回会場に足を運び、遠い所では東京、横浜まで観戦に行きました。私が好きなのはインディー団体と呼ばれる弱少団体で、観客もせいぜい200人前後のローカルな団体で、一流どころの技ではないが一生懸命しているひたむきさ、この客のリピートがなければ次の興行が打てない、という非常に危機的なムードで観客いっぱいにアピールするその当たりの空気がたまらなく良いのです。
合気道の世界もこれに似ているような気がします。合気道の開祖である植芝家からいろんな枝別れの流派が生まれ、たくさんの道場が出来ました。今、合気道の本流としての流れをくむ合気会、その神戸支部せいぶ館道場の稽古では高段者の方が曜日ごとに指導担当を務めておられる。皆さん言っていることは同じでも、やっている技はそれぞれの個性があるのです。基本は同じであろうが、受けた感触は皆違うのであります。これがせいぶ館の独自色で、他の道場では無いところだと思うのです。
今回、四段に昇段させていただき、上から数えた方が近い位置にまで来ました。のんびり構えて今までやってきましたが、これからは新しい個性としてせいぶ館のデスマッチ路線、いやいや「王道」を走れるようがんがんいきたいと思いますので、皆様よろしくお願いいたします。

小枝のしきり線

時々,考えていること

田中利幸/二段 動画が見られます。(少し重いですが・・)

この度、二段を頂くことができました。日頃より、道場で稽古相手になって下さる皆様、また指導して下さる先生方に感謝致します。この場をお借りして、日頃、私が稽古において考えていることなどを僭越ながら紹介させて頂こうと思います。
○型稽古について
稽古は通常、型の反復動作に他ならない。だから型について考えることは重要だ。当然、型には、それを考案した(造った)人がいる。その弟子達はその型を通じて師の技を習う。そう考えると型は、「文章」に似たところがある。
師が亡くなってしまっても型という「文章」が残っているので、後世の人はこの「文章」を何度も何度も反復して読む(稽古する)ことができる。この時重要なのは、文章を丸暗記することではなく、行間を読むことだと思う。
技(型)を沢山知っていてもあまり意味が無いのではないか。この時はこうする、こう来たらこう返す、といちいち覚えていても、全ての現象には対応しかねるだろう。そうではなく、この様な型を生み出す「心」もしくは「気持ち」というもの、それもできるだけシンプルで単一の、失い難い確かなもの、を型から読み取ることが大切だと思う。
木の葉が落下する軌跡を幾つも覚えるよりも、そこに重力が働いているので必ず木の葉は地面に着地することを悟っていれば、次に木の葉が落ちるのを見てもその葉がどうなるかを知ることができるだろう。私は1000通りの木の葉の落下の軌跡を記憶している、という人でも、重力を悟った者の足元には及ばないだろう。重力という原因(理)があり、そこから幾通りもの木の葉の軌跡(現象、結果)が生まれる。
型稽古において大切なのは、それを正確に(素直に)読み取る読解力、そこから型の原理(深意)を読み取る思慮深さ、ではないだろうか。型には先人の大切な心(武道の理)が秘められているのだと感じる。またそれゆえ、型を伝える者の責任は重大であると思う。安易に型を理解できたなどと思わない様気をつけたい。
○必然性について
合気道はあくまで武道なので、行なうこと全てに必然性が欲しいと思う。自分のやっていることの意味を自分の理解できる範囲で認識しておくべきだと思う。
正面打ちは正確に相手の正面を狙うべきだ。この位は解る。では、隙だらけの準備動作や、必要以上のフォロースルー、また、深すぎる(浅い)踏み込みをしていないか。例えばこういったことを、いつも心に戒めながら稽古したいと思う。
しかし、観念だけでは理解できない、理屈のつかない、でも本当は理に適っていた、ということが高度になるにつれて増えてくるように感じる。人間の理屈ではとうてい追いつかない次元がある(オカルトではない、空を飛んだり、神懸かったり、ではない)。達人の見ている世界がそうであろう。では、その様になるには、どうすれば良いのだろうか。きっと、自分で行なうというより、何かに身を任すことでその状態は実現されるように思う。逆にそうしなければとても追いつかないだろう。
スポーツは動くこと自体が目的だが、武道はもしかすると動かないことの様な気がする。動かないというのは固まっているということではなく、何もしない、意が無い、しかし、結果としてこうなった(型になった、理に適っていた)という状態。これが無心、自然体の状態だろうか。こういう状態なら全てが必然的に運ぶのではないだろうか。そしてその姿は、本当に美しいのではないだろうか。そこへの第一歩は、力を抜くこと、姿勢を正すこと、強引を避けることから始まるのだと思う。
この様なことを時々考えながら稽古しています(時々です)。今後とも、宜しくお願い申し上げます。

小枝のしきり線

二段になって今思うこと

河村啓之/二段 動画が見られます。(少し重いですが・・)

 
私は、今回の昇段審査で二段を頂くことができました。本当に良かったと思っております。しかし今、我に帰って少し考えることもあります。
技、術、芸、道。人が物事に取り組むことにはこの四つの段階がある、とある方から教えて頂いたことがある。格闘技、武術、武芸、武道、という段階で見ると、私は合気道のどの段階にいるのだろうか。
中国拳法の教えによると次の様に伝えられている。「強さだけを求める者は相手を破壊し、最後は自分を破壊してしまう」、「強さを求めるのは第一段階で、やがてその執着から解放される者は”道”を悟る」。何か分かりそうで全く分からないのだが、よく遠藤師範が言われる「相手も自分も生かす技をしなさい」のことなのだろう。それが道なのだろうか。
 中国の哲学で道とは「宇宙の真理」のことであり、最高の拳法は、その動作の中に宇宙の法則を現わしている。つまり正しく体得することは、宇宙と一体になることだ。しかし、そのためには、まず精神を宇宙に向けてはじめなければならない、ということが伝えられている。
これはつまり正中線を大事にして、正中線に向かって技をやること。よく座技呼吸の時に中尾先生が「地球を持ち上げて相手にプレゼントするつもりで手を出す」と言われることなのだろうか。今のところそれぐらいしか分からない。おそらく私は、まだそこまでたどり着いてないのであろう。
何か自分にとって途方もないことを書いてしまったけれど、植芝盛平開祖が宇宙と一体となったといわれているが、宇宙と一体になったことを技で表現していたのだろう。そんな所までたどり着けるのかどうかわからないけれども、今行う技の一つ一つの動作を大切にしてこそ、宇宙と一体になるのに近付くことが出来ると信じ、そして楽しみながら稽古をしていくしか、私の合気の道は進んでいかないのです。日々精進するのみです。又、楽しく稽古しましょう。

小枝のしきり線

子供クラスで稽古をすると

衛藤譲二/初段 動画が見られます。(少し重いですが・・)
 

前回の審査を終えた時に、のんきな私が、なぜか半年後の春に初段を受けようと思ったのでした。しかし、その条件である80回の稽古を半年でこなすのは、ちょっとキツイので、土曜の子供クラスで稽古回数を稼いでいました。
それはせこい、というご批判もたぶんあるでしょうが、子供相手の四方投げは、結構難しいし、呼吸投げのタイミングなど私自身の稽古にかなり役立っています。しかしそんな事より、すごいのは、子供の一言。
「弱い人と稽古するのはイヤや」
えっ、何で? それは、僕が白帯やからか? ううん、これは次の審査のときに、子供クラスの連中の目の前で初段を取るしかない。
そんな事があって、そして初段をいただける事になり、ほっとしていました。今度は子供達にちょっと威張ったろかいな? と思ったかどうか、それは忘れてしまいましたが、審査の次の週の子供クラスでのやり取りです。
「何歳?」
「39歳」
「39歳で初段だったら、ちょっと遅いな」
なんでやねん。そんな事言うなら、稽古続けて二十歳ぐらいには初段、取ってくれよな。まあ、その時、私は50過ぎになってるやろうけど、それまで、わしも続けるつもりやで。えっ、あっ、訂正。それまでじゃなくて、ずっと続けて、年を取るだけ強くなってやる。

小枝のしきり線

気楽に生きる

久河浩也/1級

5年間の大学生活は、ただ目標達成のためだけに生きてきました。目標達成のためには、人との交流も含めて不要と思われるものは、すべて排除してきました。
そんな生き方をして、目標が達成できたのであれば、それでよかったと言えるとおもいます。しかし、私の場合は、目標が達成できていません。そんな今の自分の状況を見ると、何かわびしさが残り、自分の生き方は間違っていたのではないか、と思うことがあります。
合気道は、始めた頃に比べるとかなり肩の力を抜いて稽古できるようになったと思います。しかし、自分の生き方は肩に力がこもったままでした。「もっと気楽に生きてもよかったのではないか」、しみじみと感じます。
これからは、目標は持ちながらもっと気楽に生き、柔軟で融通のきく男になりたいです。

小枝のしきり線


「インボディメント」という話

島田友弘/1級

数年前に或る中小企業の社長から教わった言葉である。「肉体化する」―当たり前にできる、自分のモノになっている―という意味らしい。
現在 私が抱える課題は「メリハリ」「誘う手」「自然体」に加えて「気の充実」。積み残しではない。一度クリアしたからその後はできるつもりでいた、つもり残しである。詰め甘し。
課題を常に意識し、自身で稽古の質を高めていかなければ、何一つ本当の意味で自分の身には付かない。これは何も合気道に限った事ではない。
毎度乍ら反省しきりの昇級試験後に。(ありがとうございました)


小枝のしきり線

合気道との出会い

玉置恵啓/2級

 この度、2級の昇級試験を受け、無事とは言い難く、大きなミスをしましたが、何とか昇級させて頂きました。いつも御指導頂く諸先生、諸先輩、そしていつも相手をしてくれる、御同輩に心より感謝いたします。
私は時々、三宮にある震災復興会館に行きます。あの震災の日の事を忘れないように、写真集等を見たり、被害に遭われた方の手記等を読むようにしています。
数十年生きてきましたが、あの時と、その後続いて起きた悲惨な出来事ほど震撼とさせてくれた事はありませんでした。「自然に対して、人間の営みのいかに小さな事か、愚かな事か」を思い知らされました。
それ以後、私は自然(天)を畏れ、尊び、本当の生き方を問いながら、真摯に生きるように心掛けています。人に言わせれば、何を大げさな事を言っているだと、一笑に付されそうですが。
そういう頃、合気道に出会いました。そして、一度にその魅力の虜になりました。年齢を考えると、初め躊躇しましたが、何とか今まで続いています。これからも、体の続く限り精進していくつもりです。さらなる皆様の御指導、御協力をお願いしたします。

小枝のしきり線

護身術

新阜孝之/2級

早いもので、最初の5級を頂いた時から、丸1年があっというまに過ぎました。
人に合気道をやっていますと言えるほどの腕前もなく、またあまり言いふらすのもかっこのよいものとは思えないので、ごく一部の人にだけ道場に通っていると伝えていました。
その中の1人、Aさんという方はとにかくケンカっ早い人で、相手が空手家だろうと ヤクザ屋さんだろうとお構いなしの人です。
ある日のAさんとの会話で「合気道といったら護身術だね。健康にもいいだろうし、身を護るためというのも良いことだと思う。でもね、本当の意味での護身とは何なのかわかるか?」とおっしゃいました。
あまり深く考えたことがなかったので、色々と考えてみましたが、結局僕は「わかりません」と言ったところAさん曰く、
「それはな、俺みたいに争いごとに首をつっこまないことだ。」と。
最初この言葉を聞いた時は「そりゃそうでしょう」ぐらいにしか思えなくて、そういう考え方がとても大事だと気付くのに少し時間がかかりました。
できなかった技が少し出来てきたかな、と都合のいい勘違いをしかけた時に、今でもAさんの言葉が戒めとなっているような気がします。
腕におぼえがあれば無闇にひけらかしたり、多用したりする人もいるでしょう。でもきっと今に怪我をするかもしれません。
争いごとに加わることなく争いごとをかわして、そして人と争わないように努めることが「護身」。また当て字になりますが、心を守るという意味で「護心」なのかもしれません。
これからもおごることなく練習にはげみ、そして愚直に生きたいなと思います。

小枝のしきり線

まだまだです

佐藤彰雄/4級

・・・先日怪我をしました。飛び出した原チャリをよけたとき、自転車が転んで足を捻挫。ギプスをつける羽目に。
せいぶ館にお世話になり始めて半年。合気道を始めた動機の一つに「受身を取れるようになると怪我しなくなる」というのがあったんですが、せっかくのチャンス(?)に恵まれたもののあえなく返り討ち。前述のような結果になりました。とっさに受身が取れなかった事が恥ずかしいやら悔しいやら。
怪我が治ったらまず受身の稽古を重ねようと思います。きつく投げられても怪我しないように。日常生活でも怪我しないように。長く合気道が楽しめるように。将来「合気道を始めてもう○○年になる」と書き始める事ができるように。
という訳でこれからますます宜しくお願いいたします。最後になりましたが、今回昇級させていただきありがとうございました。

小枝のしきり線

文武両道

林 茂郎/4級

午後3時10分頃、僕は学校を出て灘駅で電車に乗って三宮の塾に行きます。この塾では授業がなくて、学校の宿題とかプリントの問題とかをやる自習室みたいな塾です。
3時50分頃に塾について、まず事務のオバチャンにあいさつをします。このオバチャンはパンとかをくれてええオバチャンのときもあるけど、たまに「電話貸して」といったら、ちゃんとかかってきたりしとうのに、「この電話壊れとう」といって変な嘘をつきます。
それから勉強を始め、5時頃になるともう集中力もなくなり、「早く稽古したいな」とか思い始めます。そして5時半頃になると先生が、「もう時間やぞ」といって僕を追い出してくれます。しかし、ここで気を付けることは、5時半までにきりのええとこになったら、次の問題を解かないことです。また解きだすと時間がかかり、塾を出るのが遅くなり、稽古に遅れてしまいます。でも最近は、5時半になっても問題が解けなくて、残されて稽古に遅れてしまってます。
でも、ああこれからも『文武両道』で頑張っていこうと思います。そのためにも皆様これからもどうぞ宜しくお願いします。

小枝のしきり線

牛の歩みで

岡田栄二/4級

はからずも、4級をいただき本当に有難うございました。
修行途中、人生途中、古歌に曰く、
“怠らずゆかば千里の外も見ん
牛の歩みのよし遅くとも“
これからも、自分の体と相談しながら、半歩また半歩、少しずつ進んでいきたいと思います。よろしくご指導お願いいたします。

小枝のしきり線

稽古で充実した一日を

寺見正志/5級

私は、昨年10月に入門させていただき、週2、3回のペースで稽古に来ています。ときには、仕事が終わり会社を出るとき、今日は道着を持ってきていて合気道の稽古に行く準備はしているけど、しんどいから休もうかなと思う日もありますが、そんなときでも道場に来て稽古をした後は、とてもすっきりとした気分になり、今日も充実した1日が過ごせたと思います。
そして今回5級に合格して、大変嬉しく思っています。コツコツとやれば何とかできるものだなと、あらためて思いました。
しかし現在、少し悩んでいる事があります。それは稽古を積み重ねる度に、合気道の難しさ、奥深さを思い知らされることです。先生方の手本を見ていると、いとも簡単に技法をされるので、自分も形だけ真似すればできるのだと錯覚してしまいますが、いざ自分でやってみると全然上手くできません。
どうしてだろう、同じ様にやっているつもりなのに、なぜ出来ないのだろう、どうやったら上手くできるのだろう、と悩んでいます。「何事もそんなに甘くはないよ」と誰かに言われそうですが...。「もっと稽古しなくては!」
また、稽古をしていて、相手の人からアドバイスをもらったときは、いつもとても嬉しく思っています。自分では上手くしているつもりでも、端から見ると、全然できていないので、アドバイスはとても参考になります。
最後に、せいぶ館に入門して良かったなと思ったことは、いろんな人と友だちになれたこと、また先生方がボランティアで教えられているのを聞いた時には、本当に頭が下がりました。みんな心の底から合気道が好きなのだなと思いました。
私もそんなせいぶ館の一員になれて、大変嬉しく思っています。仕事が忙しくて稽古にこれない時もありますが、心身鍛練のため、これからも細く長く続けていこうと思っています。

小枝のしきり線

やさしすぎる私について

長谷川秋子/5級

3月12日、昇級試験を無事に終えることができました。皆さんとても素敵でした。とても、緊張している様には見えませんでした。自分だけが緊張しているように思えました。とにかく、人前に出ることがこの上なく苦手な私は、早く終わりたい、終わりたい、それだけでした。結果、大きな大きな課題をいただきました。
やさしすぎる、もっと活発に!
すぎるまでついていました。かなりショックでした。いつもの稽古に比べ、気合入ってるなあーと自分自身思っていたのに、その日一日考え込みました。その言葉を言われた意味について....。
確かに、早く終わりたかった事、自信がなかった事等、原因はいくつかあると思います。やはり、一番の原因は稽古不足に尽きると思います。いつもいつも、これでいいのかなと思いながら稽古しています。自分でもビックリしたことは、試験の4日前に、試験科目の技を知ったことでした。まさか投げ技があるなんて! 入身投げ、すっかり忘れていました。ホンマ、スンマセン!
 座ったり、立ったりするやつとあと一教と、あと一つは何だったけ? なんて思いながら、試験日が近いなんて、チョットかなりエエカゲンなやつだと自分自身あきれました。次回からキッチリやりたいと思います。それより何より、稽古、稽古、稽古、だと感じました。それでなくても、物覚えのいい方ではないのだから、体もついていかないのだから、もう少し頑張りましょう。
 でもチョットだけ誉めてやりたいと思います。年齢が高いこともさることながら、忘れもしないあの暑い、暑い夏の日、初めて見学し、体験し、2日後に門をたたき、入会し、細々ながらも、若い方に混じり、続けてきた自分、これからもガンバレヨ! そして何より、せいぶ館の皆様、温かい目で見守ってやってください。老女になっても続ける気持ちでやっていますので!

小枝のしきり線

坂本泰子/5級

私は若い頃から運動部に所属したこともなく、スポーツというものはするものではなく見るものでした。それも、特に格闘技系のスポーツ、ボクシングとかプロレス(どちらかと言えば全日派です)が大好きで、当然自分には出来ない観戦するだけのものでした。
何しろたまに山登りをすれば、2日は歩けないくらい足が腫れるし、水泳も泳ぐことは大好きなのですが、溺れているようにしか見えないと言われるくらいスポーツ音痴です。 そろそろ歳も歳なので健康を考え、何かスポーツをと思っていました。夫が当て身もあまりなく、怪我もあまりしない合気道はどうかと言うので、早速インターネットで調べせいぶ館を紹介されました。
先生が前で模範技をされている時は見ているのがとても楽しくて、いざやってみると全く出来ないので、合気道はとても難しいものだと思いました。でもこちらが失敗しても、上段者の方から逆に謝られたり、又丁寧に教えてくれたりと、何も出来ない私にも怖がらずに入っていけました。その教え自体、合気道は本当に心優しいスポーツだと思いました。
そして合気道を続けている内、こんなことを言うと怒られるかもしれませんが、プロレスに相通じるものを感じたのです。よくプロレスは八百長とか言われますが、実際プロレスは全く知らない人とはできないし、技を掛ける方も掛けられる方もある程度判っていないと出来ない、お互いの信頼の上に成り立つスポーツです。それを本気ですると受身もとれないでしょうし、その前に怪我人、死傷者続出で興行として成り立たないのです。だから本当にプロレスを楽しく見るには、勝敗とは関係なく、技の応酬を楽しむことだと思います。
そして、合気道も又、全く合気道を知らない人とは出来ないと思います。最初に何故片手を取りに行くのか? と思うでしょう。そしてプロレスには実は勝敗が無いのと同じように、合気道にも勝敗というのは存在せず、あるのは昇級、昇段試験のみ。後は日々練習あるのみです。そこら辺がプロレスと合気道の共通点ではないか、と密かに見い出して喜んでいるのです。
と言いつつ、私は仕事にかまけてなかなか練習に来なかったのですが、4年目にしてやっと5級を頂くことができました。無級というのは余りにも寂しかったので、5級はとりたかったので、すごくうれしいです。でも相変わらず先生方の模範技を見てまだ楽しんでいるので、これからもマイペースな私に、昇級とか上達とかは当分先のことと思います。でも気長に続けていきますので、皆様宜しくお願い致します。

小枝のしきり線

私の合気道を「みる」について

紺田益誉/5級

毎週火、水、木曜日は、朝5時半起床、6時に家を出るという生活が、昨年の11月より続いています。合気道という扉を叩いて、私にとって早5ヶ月が過ぎようとしています。入門してからは”継続は力なり”という言葉のみを信じ、思えば灘屋さんを訪ねた時、明子夫人に「紺田さん、36歳でも大丈夫! 一緒にがんばりましょう!」の一言で今も何とか続いている次第です。
ところで、私の職業は歯科医師であります。大学を卒業して、早や十数年が過ぎました。卒業時、私の外科担当の恩師が私に尋ねました。
「紺ちゃん、君は患者さんを『みる』という字はどんな字を書くか知ってるか?」
「えっ? 見るですか?」
「そうやで、見るには、診る、看る、観る、監る、色んな『みる』があるんやで! 人は全体をみなアカンのや! 口の中ばっかりで、考えが捕まっていたらダメやで! 色んな方向から、その人、その患者さんを『みる』んやで!」
私はその時、自分の前にある大きな医療という扉が少し開いたような気がしました。
合気道もきっと同じような気がします。仕事以外で、人の動き全体を把握する事は非常に難しいことだと、いつも痛感させられます。今は合気道という大きな流れを感じられるまでは、続けてみようと思っています。
今回、昇級試験で手助けしてくれた久河君、受身のできない私にいつもつきあってくれる新阜君には深く感謝しております。これからも皆様に、多大な御迷惑をおかけすることでしょうが宜しくお願いします。

小枝のしきり線

40歳の手習い

松井 清/5級

18歳のときから乗りはじめたオートバイ、一時は6台あったが今は2台に落ち着き、25歳のとき始めたスキューバーダイビングもちょっと峠を越し、何か新しいことを始めようとしていた時、まっちゃんにせいぶ館を紹介してもらいました。先生や先輩方の合気道の動きを初めて見た時、きれいやな、あんなん自分も出来たらいいなぁとか、難しそうやなぁ、でも飽きんでいいかもしれんなぁ、今からしとったら歳いってからもできるなぁとか思って、去年の9月に入門させて頂きました。
最初は1回稽古行く度に1週間くらい筋肉痛があり、あっちこっち擦りむいたり、あざが出来たり。40歳になって前厄やいうのにこんなことしとってええんやろかと思いながらも、下手な鉄砲数うちゃ当たるで稽古回数、体の許す限り(もともとあまり体力無い方なので、そんなにいっぱい行けませんが)通うようにし、41歳を迎えるちょうど1週間前に5級を頂くことが出来、本当に嬉しく思っております。覚えの悪い私に根気よく御指導頂いた先生方や先輩方に心から感謝いたします。
これからも「厄を合気道でぶっ飛ばそう!」をモットーに、5級の合気道を楽しんでいきたいと思います。みなさん、これからもよろしくお願いします。

小枝のしきり線

卒業、試験、受験

寺見麻衣子/5級

私は、昨年の10月に始めたばかりで、未だ合気道を理解していない所も多いのですが、いつも楽しんでやらせてもらってます。
このたびは5級に昇級させていただき有難うございます。やっぱり自分の名前が掛けてあると、少し気持ちも違ってきて、見る度にうれしいです。
受験前だというのに昇級試験を受けた非常識さ(?)もあったので「普通休むだろう、受験生!」と自分にツッコミながらやってたので、昇級できて良かったです。でもその前の週は、ちゃんと休んで勉強に打ち込もうと試みてたんです。打ち込めたかどうかに関しては無言で通しますが...。
スピーチでも言いましたが、卒業、試験、受験と立続けに、しかもなぜかきれいに1日置きに行事があって、見事3つとも良い結果だったのです。
これからも、いろいろ出来るように頑張りますので、改めてよろしくお願いします。

小枝のしきり線

昇級試験を受けて

梅田孝彰/5級

僕が合気道を初めて見たのは深夜のTV番組でした。その番組は2人のタレントが大阪の街をブラブラするという内容で、その日はある合気道の道場(何ていう道場か覚えてへん...)を訪れたのです。
そこでは女性の先生と生徒が稽古をしていました。そこでタレントの2人が先生と”対決”となりました。しかし2人はあっという間に投げられていました。この時「ホンマかいな?」と思いながらも、「合気道ってホンマにスゴイんちゃうか!?」と思いました。しかしその時はそこまで。
合気道のことをキレイに忘れていたある夜、インターネットをしていると、「合気道」という文字が目に飛びこんできました。早速、キーワード「合気道」で検索!!するとアッという間に「せいぶ館」のHPにたどり着き、即メール、見学、入会とトントン拍子で事が進み、今に至ります。
そして、先日の昇級・昇段審査で5級をいただきました。人の多さにビビリながらも、そんなに緊張せず、普段の稽古のように審査を受けることができました。これも普段の稽古で覚えの悪い僕に優しく、丁寧に、教えてくださっている先生、先輩の皆さんのおかげです。ありがとうございました。
これからも合気道を楽しく続けていきたいと思います。よろしくお願いします。

小枝のしきり線

きんちょうしたしけん

さえきたかお/9級

ぼくは、しけんをうけたのは、2回目です。1回目もちょっときんちょうしたけど、2回目のほうがもっときんちょうしました。
ごうかくできたらいいなと思った。ぼくといっしょにやるのはさとうくんです。ぼくとさとうくんは1年のころもいっしょにしけんをうけました。
ぼくがあいきどうをはじめたのは、1年のころからです。ぼくは、あいきどうをはじめて2年目です。ぼくはしけんにうかれるじしんがありました。それは、ぼくはさんだとかにいってるからでした。いよいよしけんです。「きんちょうするな。でも、がんばるぞ」
 けっかはっぴょうです。ぼくはごうかくしていました。さとうくんもごうかくしていました。もっともっとれんしゅうして強くなりたいな。

小枝のしきり線

あいきどうのしけん

さとうまさと/9級

 ぼくは、しけんをうけるとき、どきどきしました。ぼくは、
「おとなの人だってがんばっているんだから、ぼくもがんばらなくちゃ」
と、心の中でいいました。
ぼくは、自分のことばかりかんがえていました。だからとびきゅうになれなかったとぼくは思いました。けれど、せんせいが「みんなよくがんばりました」っていったからぼくは、よかったなと思いました。
でもぼくは「なんでみんな8きゅうにならなかったの」と心の中でいいました。

小枝のしきり線

1999年稽古回数ベスト10
@ 中尾 305
A 河村 291 <道着贈呈>
B 島田 279 <道着贈呈>
C 玉置 274 <道着贈呈>
D 明子 273
E 久河 257
F ラッセル 252
G 田中 247
H 春名 182
I 林芙美 178


(連絡事項 と訂正とお詫び )
道場のビデオを持って帰ったまま、返却してない人は早く返して下さい。

第9号の平尾さんの作文で、「...以前取得したものを加えると19になりました...」は13の間違いでした。

人々の去りし後のせいぶ館しばしの静寂また明日を待つ
世代越え性別越えて交わす手で仲間となりぬせいぶ館にて
拘束を終えて向かうはせいぶ館今日は誰が来ているか
(春名美穂)

小枝のしきり線

第9号発行後の主要行事およびこれからの予定
―1999年―
11/3(祝)植芝守央道主関西講習会(ひびき道場)
11/20(土)→11/25(木) マレーシア交流稽古
参加者:田中、中森、嶋田、菅原、中尾、明子、新阜、西村(甲南大OB)
12/5(日) 横田道場長追悼演武会、総会、忘年会
12/8(土) 遠藤師範講習会(せいぶ館)
12/9(日) 〃 (甲南大学)
12/23(木)→12/24(金)
松村紘武館々長講習会(せいぶ館)
12/26(日) もちつき、大掃除
12/30(木) 稽古納め
―2000年―
1/4(火) 初稽古
1/9(日) 新年会
1/23(日) 濱崎道場長昇段(七段位)祝賀会
2/6(日) 杉君・幹さんの結婚を祝う会(灘屋)
2/11(祝) 堀井神戸三田道場長講習会(せいぶ館)
3/12(日) 昇級・昇段審査
3/25(土) 遠藤師範講習会(せいぶ館)
3/26(日) 〃 (王子スポーツセンター)
4/9(日) 花見(金星台)
4/15(土)→4/16(日) 米持合気会常務理事(神戸支
部創設者)講習会(せいぶ館)
4/30(日) 松村紘武館々長講習会(せいぶ館)
5/27(土) 全日本合気道演武大会
6/24(土) 遠藤師範講習会(せいぶ館)
6/25(日) 〃 (王子スポーツセンター)
7/20(祝) 神戸三田道場との合同稽古
(王子スポーツセンター)
9/ (未定) 昇級・昇段審査
9/8(日) 植芝守央道主関西講習会(ひびき道場)

10/14(土)→10/15(日) 第15回せいぶ館合宿
(新丹波荘)

小枝のしきり線


合気道入門案内クリックしますとページが出ます。

せいぶ館道場入会案内クリックしますとページが出ます。

合気道とせいぶ館クリックしますとページが出ます。

小枝のしきり線