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なんとなしに いつもの どっちでもええ話・・・     中尾眞吾支部長/五段
                        
 JR灘駅の近くに「武徳館」という道場があった。佐治君や佐々木君が稽古仲間だ。
稽古後には、今と同じ様に、のどの渇きを癒しにビ一ルのある所に行く・・・。イラスト1
猛烈に食べ、猛烈に飲み、よくシャベッタ・・・。一教がどうの、入身投げがどうの・・・。性懲りもなく毎日毎日合気道の話だ。その道場も十三に移り、通うのにはちょっと遠いので、自分達で西代にあったスポ一ツ会館(今の県立文化体育館)で週に1度の稽古を始めた。そこでも、近所に「お誂え」のぎょうざ屋があり、お好み屋があった。石井町の旧精武館に入会後も、東山商店街の食堂とか、寿司屋とか、ラ一メン屋へ出入りしたものだ。打越さんや和田君や越ちゃんやら、10人ほどの人達と連れ立って三宮まで遠征をしたのもこの頃だ。
 思い返せば合気道のある所、いつもアルコ一ルが付き物だった。よくもまァ30年もの間、身体を壊さずに酒も合気道も続けてこられたものだと思う。合気道のお蔭で、元気においしくアルコ一ルとも親しめたのだろうけど、合気道をしていなければこんなに飲まずに済んだのかも知れない・・・? 酒のお蔭で、いや合気道のお蔭で、こんなに多くのええ人達と仲良くなれたのだろう。やれ四方投げだ、やれ小手返しだ、と2時間も3時間もコ一ヒ一だけではこうもいかない! ウン! 昨日も田中君、嶋田君、春名さんと、吟醸酒の店に行き、焼鳥屋に足を延ばし、居酒屋でクダを撒いてきた。帰ったのはもう深夜を過ぎていた・・・。アホやなァ・・・。
 これからも、私と合気道と酒とは縁が切れないと思うが、もうちょっとホドホドに稽古をして(と違う違う。酔うて来たかな?)もうチョット酒をほどほどにして、宮本武蔵の「鍛練」の「練」の「万回の稽古」を生涯の目標に合気道を楽しみたい、と思う。又何年か前に山口先生がおっしゃられた「酒の毒を稽古で出すのではなく、稽古の後でアルコ一ル」でありたい、と思っている。[98/10/10記]

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平成10年9月度 昇級・昇段おめでとうございます。

おめでとうロゴ

初段:
徳山浩明 
ラッセル・トロット

1 級:
松田和子

3 級:
衛藤譲二 

4 級:
篠原伯佳
久河浩也
ゲイボ一・フレデリック 
橋本博文
ランディ・ボルグ 
宮野真紀

5 級:
玉置恵啓
藤原一茂
春名美穂
香崎広宙
秋口勝則
坂井達也
石田史雄
坂本昭仁
島田友弘 
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昇級昇段審査について    濱崎正司道場長/六段

 平成10年度の第2回の審査を9月27日に審査基準に基づき稽古日数を受験資格の第1要件として行いました。
日頃の稽古の結果を披露することが出来たことと思います。
 受験者は初めて受験する方が主力であったため合気道の基本の動き、体捌きを中心に審査が行われ、それぞれの方に日頃の努力の結果を見ることが出来ました。
 相手との姿勢・間合い・技のリラックス度・タイミング・スピ一ド・バランス・呼吸力等について、3名で審査を実施しました。

・全体的には姿勢は良い。(相半身・逆半身の構えが十分でなかった)
・間合いは、初めての方が多いためか形にとらわれて十分とは言えない。これからの練習で注意し、心掛けることが大切である。
・技のリラックス度に関してだが、審査で「力の入った人」が多く見受けられた。
・肩の力をぬき柔らかな動きの中で、タイミングを計り、スピ一ドを要求される。
・級を受験した人達にバランスが崩れた人が多く見受けられた。
・1番大切なことは、呼吸力を使っているかという事。まだ力に頼っている人が多く見受けられた。(座技の呼吸法の最後は足と背筋を伸ばした姿勢のこと)

 受験者の皆様にはそれぞれ段位・級が与えられたが、この段・級はこれから稽古を積む出発点であることを十分認識し、日々の稽古に精進されることを心より願うとともに、怪我のない楽しい稽古が続けられることを希望します。

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初段を頂いて       徳山浩明/初段

 この度は、初段に昇段させて頂き、ありがとうございました。
 旧第ニ道場に入門して以来5年間、週に1、2回のペ一スで稽古をし、途中、足が遠のいた時期もありましたが、こうして黒帯を絞めることもできるようになり、続けて良かったと実感しています。
 この1年間、私は稽古をしっかりやり、色々な行事にもできる限り参加して、熱心に合気道に取り組みたいと思っていました。
 そして、5月には日本武道館での演武会、モスクワ合気会の人たちや、トライヤルウィ一クで中学生の子たちと接し、神戸支部40周年の記念行事、そして先日の合宿に参加する等、自分なりには充実した1年でした。
 多くの人たちと稽古して感じたことは、人間も技も、人それぞれ個性があり、世の中には上手な人がたくさんいるのだから、せいぶ館の中だけでやるのもいいが、違う道場に行ってみることも必要だな、ということです。
 これからも、袴をはいているからといって気負わず、人の良い所を吸収して技の上達に努めると共に、誰とでも気持ち良く、笑顔で稽古できる人間になりたいと思います。

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合気道       ラッセル・トロット/初段

I started aikido almost 5 years ago in France. At that time I was training for the national rowing championships, but I enjoyed aikido so much that I practiced whenever I could.
In France there are 7 kyu grades. In my first test I enjoyed to 5 kyu and felt very proud of myself,until my teacher said, "You only really beginaikido after Sho dan." That brought me back to earth with a thump. I thought I could see the how long the road would be, but I never expected it to bring me this far from home. since then I have practiced in 4 other dojos, 2 in Englandand 2 in Japan. One of my goals in coming to Japan was to pas my Sho dan here. It is
still hard to believe that I have done it, especially on the days when I feel that I know nothing (and there are lots of those). I am very happy to take step in the Seibukan dojo. Not only can I practice every day, but the people wecan practice are very friendly. There are also a lot of opportunities to practice and socialize outside the dojo, such as the training camp in Tnbaso. I have one question. Was that a training camp for aikido or for drinking?  I went to a training camp inFrance where I practiced for 3 hours in the morning and 2 hours in the eveningeveryday for a week. There was very little drinking (I think we were too tired foranything other than aikido). On the other hand, in England there was a party after the training camp, but that party didin't last longer than the training session! I would like to thank everyone who has helped me to get this far andcongrtulate everyone who took their test in September. Let's all keep practicing and maybe in 20 years we'll be able to do it right.

(参考)私は5年ほど前に合気道をフランスで始めました。当時私はボ一トの全国大会に向けてトレ一ニングをしていましたが合気道がとても楽しいので、できるときはいつでも稽古をしました。
 フランスでは、7つの級があります。初めての昇級試験で5級になり、ちょっと有頂天になっていた時、私の先生がこう言ったのです。「初段になってからが本当の合気道の始まりだよ。」この言葉にハッと目が覚めました。それと同時にどんなに合気道というものの道が長いのかを分かることができたように思います。それにしても、合気道のために故郷を離れこんな遠くの国、日本にやって来るなんて考えてもみませんでした。私はこれまでに4つの道場で稽古をしたことがあります。2つはイギリスでもう2つは日本です。
 日本に来る目的の1つは、ここ日本で初段を取ることでした。まだ何も合気道というものを分かってないと感じている(こう思っている人は沢山いると思いますが)、そんな時に初段になるという快挙を成し遂げたことまだ信じられません。私はせいぶ館に出会えたことをとても嬉しくおもいます。ここは毎日稽古ができるだけでなく、一緒に稽古する人々は親切、友好的です。
 せいぶ館には稽古をするための機会が沢山あり、道場以外での社交的イベントもあります。例えば、たんば荘での合宿などです。1つ尋ねたいことがあります。あのたんば荘での合宿は合気道の稽古のためのものだったのでしょうか? それとも宴会でお酒を飲むためのものだったのでしょうか? ? 私はフランスでも合宿に行きました。そこでは1週間、毎日午前中3時間、午後に2時間の稽古をしました。お酒はほとんど飲みませんでした。(あまりにも疲れすぎて合気道以外のことは、できなかったんだと思います)。一方、イギリスでは合宿の後パ一ティがありましたが、それも稽古時間より長くは続いていません!
 ここまで私を助け導いて下さった皆様に感謝しますと共に、今回、昇級昇段された皆様におめでとうを言いたいです。みなさんこれからも稽古を続けていきましょう。
多分20年もすれば、上手くできるようになるでしょう。

合宿の歌
Show me the way home
I'm tired and I want to go to bed
I had little drink about an hour ago
And it's gone to right my head
Wherever I may roam,
overland or sea or foam
You'll always hear me singing this song
Show me the way to go home.
イラスト2 イラスト3

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今、合気道が出来ることに感謝       松田和子/1級

 この度は、昇級させて頂きありがとうございました。こんなに続くとは思いもよりませんでした。今では、合気道は大切な生活の一部です。うん? どんな生活をしているのかって!? 仕事、合気道、杖、エアロビクス、サウナ、酒ですねぇ・・・。
 合気道はちっともうまくなりません。この前も、濱崎先生に「松田さんは、女らしく、触れただけでも倒せるように頑張って下さい。」とのお言葉を頂きました。身にしみましたぜ!
 合気道と平行して、杖道も習っています。あっ、小畑先生すみません! こんな、いいかげんな生徒いませんよね。いつもご迷惑おかけしております。杖を始めたきっかけは・・・。あれは1年半前、ある人に言われた一言でした。 
 「まっちゃんは、真剣なことから目をそらせて、笑って済まそうとしてるんじゃないの・・・。」
 まさしく大当たり、図星で涙が出そうなくらい衝撃的でした。相手の目を見て、真剣に相手と(自分と)向き合うのが怖かったんだなあ・・・。
 杖をしている時は、ごめん。ヘラヘラ一では許されませんものね。ここだけの話・・「ある人」というのは、某東京に在住していらっしゃる、男前で、酒が強く、杖の達人のM先生なんですよ。
 私の夢は「合気道の臨機応変な柔軟さ!と、杖の研ぎ澄まされたキレ!」を持っている人間になること。同級生は、主婦として母親として頑張っている人がたくさんいます。私は、なんと恵まれた(?)ことか、武道に時間を費やすことが出来る環境にあります。初段をもらえるまで、頑張るぞぉ!!!
オ一!
 せいぶ館の皆様、これからもよろしく仲良くして下さいね。
 最後になりましたが、道場を提供して下さっている中尾(眞吾、明子)先生には感謝しています。ありがとうございます。

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やれば、できる。            衛藤譲二/3級

 突然ですが、最近私は「お腹が出てきましたねえ。」とよく人から言われます。自分では余りそうだとは思っていませんが、周りから言われるのなら、本当の事なのかも分かりません。原因を考えてみると、納得できる原因がありました。
 私には合気道の前からやっていて、合気道にも持久力の点で十分役に立っている自転車の趣味があります。ロ一ドレ一サ一と呼ばれるトライアスロンでも使われるドロップハンドルでタイヤが細いタイプの自転車に乗って毎週日曜日に坂道を中心に約60km走っています。そして、その練習の延長として8月30日に鈴鹿サ一キットでの自転車レ一スに参加してきました。
 結果はともかくとして問題は、そのレ一ス前1週間の食事にあります。レ一スで速く走る為には軽い自転車と良いエンジンが必要なのですがそれは短期間ではどうにもならないので、せめてもの努力として、体重の減量を試みる事にしました。月曜日から土曜日までの6日間、禁酒をして夕食を例えばスイカだけというものにしてみました。合気道の稽古には普通どおり通いましたが、そのあとでビ一ルが飲めなかったのはかなり辛い修行でした。
 しかし、レ一スを走り終えた後で待ってましたとばかりに飛びついたビ一ルのなんと旨い事。「体も調子いいし、ああ禁酒してよかった。」そしてそれから前の週の分を取り戻すべく毎日旨い旨いとたくさん飲み続けたのでした。たぶん、こんな所が原因となって初めの指摘を受ける事になったのだと思います。
 今回、3級をいただきまして、ありがとう
ございます。目先の事にとらわれずに、普段から一歩一歩着実にがんばろうと思いますので、皆様よろしくお願いします。

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4級に昇級させていただいて …      篠原伯佳/4級

 この度は、4級に昇級させて頂いてありがとうございます。わたくし、しのら一は、今年の4月から晴れて学生になる事ができ、稽古も働いている時よりも少なくなりました。(あかんがな)。でも働いている時には行けなかった朝稽古に行けるようになりました。朝稽古が、こんなにいいとは知りませんでした。朝、ええ汗を流して、昼間、学校で寝る。こんな気持ちいいことがあるでしょうか? 学生最高一っ。さて、今回の昇級試験は学校の前期試験と重なっていましたが、わたくし、しのら一は、学校の試験よりも昇級試験を優先し、試験稽古に専念しました。その結果、4級に昇級させて頂いてほんとにうれしかったです。なんと学校の試験も、1つも単位を落すこと無くパスすることができました。これも、わたくし、しのら一の見えない努力の賜物だと思っています。これからは、文武両道の道を歩もうと思います。それではみなさん、こんなしのら一ですが、末永く長い目で見守って下さい。さようなら。

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Aikido 7       ランディ一・ボリグ/4級

The last time I wrote an article it was a bit long. This time I promise to make it short. First of all, I'd like to thank everyone at Seibukan for helping me make it to 4 kyu. I appereciate your help and advice, and enjoyed the practices with you.   I'm still trying to understand the similarities and differences between Aikido and Karate and although both the similarities and differences arebecoming more clear, there is of course much more to learn. Taining continues tobecome even more interesting with new challenges--learning new techniques and trying to improve on the old--and even more enjoyable as I gain some sense ofimprovement, at least for a few techniques anyway. Mae ukemi still remains a challenge however, and so, during training I may still have to ask, "Shall we ukemi? " I'd like to understand and learn much more about "Ki", so if anyone has any ideas, advice, or techniques that would help, I would appreciate it. I'mlooking forward to learning more in the future, and to practicing with and getting to know everyone better at Seibukan, and again, would like to say thanks for all your help.

(参考)この間書いた作文は少し長かったので、今回は短くします。まずせいぶ館の皆様のお蔭で4級になれたことにお礼申し上げます。皆様のご指導やアドバイスに感謝して皆様との稽古を楽しませて頂きました。
 以前よりは合気道と空手の似ている所と違いがはっきりしてきましたが、勿論まだまだ学ぶことがあるので今でも私はそれらを理解しようと努力しています。稽古は新しい技を学んだり習った技を改善したりといった新しい試みでどんどん面白くなり続けます。そしてもっと面白いのがとにかく少なくともいくつかの技で上達したという感じをつかんだ時です。しかしながら前受身は今もなお課題のままですので、稽古中に「受身ですか?」と聞かなくてはなりません。私は「気」についてもより深く理解し学びたいので、どなたでも助けになる考え、アドバイス、技がありましたら感謝いたします。これからももっと学んで、せいぶ館の皆様と共に稽古をしてより親しくなれることを楽しみにしています。皆様のご指導にもう1度お礼申し上げます。

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昇級試験を終えて   島田友弘/5級

 身体に十分、注意をするのよ お酒もちょっぴり控え目にしてのつもりで始めた私も、どうにか5級を頂戴する事ができ、大変嬉しく思っております。 これも、日頃より優しく御指導して下さる諸先輩方の御蔭と感謝の限りです。 試験は何をどうして、どう見せれば良いのやら全く分からず、あまりにもぎこちなく自分自身途中で吹き出しそうになりました。
 他の皆さんの動きに比べると合格はいただいたものの、自分の中では駄目出しといった感があります。徳山さんのように場内を唸らせるようになりたいものです。「流麗な動きの中にも力強さがある」、それが私の目標とするところです。
 さて、合気道を始めて約3ヶ月ですが、思わぬ効能に人知れず喜んでいる私です。まず、以前ほどの肩コリがなくなった。早く床に就いてもすぐに眠れる。区切りをつけて仕事に集中できる。洗濯をさらに小マメにするようになった。等など、暮らしに新しい泉が数多く溢れています。
 そんな風ですから、今や、すっかりハマッテいる私なのです。
 ”合気の心は母心、押せば命の泉湧く”
 仕事と両立しながら、更に精進したいと思います。

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合気道を始めるということ     藤原一茂/5級

 私は10歳で水泳を始め、20歳でジョギングを始めた。目標を掲げてその達成に向けて努力をする自己満足の形ではあるが今だに続いている。30歳になる時に何かを始めたいと思って数年過ぎると大阪への転勤が決まった。関西は、会社への入社当時大阪府高槻市に数ヶ月済住んだことはあるが、住む目的で住むのは初めてで期待半分不安半分。いっそのこと神戸でも住んでみよう、ということで1年たった。毎朝ジョギングをしているがある日元町駅のそばで合気道の看板を見てその晩入会申し込みに行った。以来4ヶ月、週2〜3回通っている。私は物事にあたっては好き嫌いがはっきりしている上、飲み込みが遅い。学生時代、社会人、今もそうである。反面、相性が良いと長続きしおのずとモノになっている。気負うことなく肩の力を抜いていつの間にか何十年続いていた、合気道とそんな関係になりたいと思う。

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五級をいただいて    玉置恵啓/5級

 平成10年7月29日に入会し、2ヶ月間、47日程度の練習でしたが、5級をいただきました。全て諸先輩方のお陰と感謝いたしております。
 初めのうち、受身が取れず、体のいろんな所を打ち、肩といわず腰といわず体中が痛かったものです。又朝起きると体は鉛が詰まったように重くなっていました。しかし受身が取れるようになり、練習に慣れてきたことと暑さが和らいでくると、体の痛みが取れ、疲れなくなりました。50歳を過ぎ始めたものですから、覚えが悪く、昔は、思考と体の回路が直結していたものが、今は、こうするんだと考えて、一呼吸置いてからではないと、体は動きません。1つの事を覚えるのも若い人の4〜5倍の日数がかかるんじゃないかと思います。従って、時間の許す限り、練習に出るようにしています。幸い今仕事は暇なものですから、週5日ぐらいのペ一スで参加しております。中尾先生には「無理しないで下さい、休んで下さい」と言われましたが、あと何歳くらいまで、練習が出来るかを考えると、勿論無理をするつもりはありませんが、のんびりやっていることが出来ないような気がして、体の続く限り、練習しようと思っております。

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お気に入りの場所    春名美穂/5級

 いつも頭のどこかで合気道のことを思っているみたい、突然、むしょうにお稽古をしたくなったり、「今日はお稽古どうしようか・・・?」と迷いつつも足は道場に向かい結局「今日も来て良かった!」と満足。時には友達との約束までをもすっぽかすことになってしまう  合気道は今まで生きてきた中で1番不思議なもので、1番夢中になってしまったものです。淡々と流れてゆく日々の中で何か夢中になれるものが見つかったことはとても喜ばしいことです。そしてせいぶ館に出会い、せいぶ館の皆様と出会えたこと本当に嬉しいです。幸せです。私を温かく迎え入れて下さって有り難
うございます。
 人の命は儚い。でもやるべき事はやって、あとは気のむくまま足の向くまま今夢中になれること(合気道)、やりたいこと(合気道などなど)を思う存分したい。最後に、いろんな人が沢山いて、楽しくて、居心地が良くて、人の温かい愛・合があって、そして合気道のお稽古ができる場所  せいぶ館。ここは今私の1番のお気に入りの場所です。

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合気道との出合い、 合気道での出合い   秋口 勝則/5級

 この度は、5級を頂き有り難うございます。
 誰に聞いたのかは忘れてしまったが、幼い頃「合気道は、新聞紙にはくるんだ竹を気合いで新聞紙には傷を付けず、竹だけを割る」と聞き、結構長い間それを信じていた。何か手品っぽいものだと思っていた。
 中学生の頃、TVで塩田剛三先生が大の男5、6人をポンポン投げているのを見て思わず釘付けになった。そして、この武道が合気道だと知った。これが合気道との最初の出合いだったのかも知れない。
 ある年の夏、知人に合気道を勧められ、自宅に近い道場を電話帳で調べた。「せいぶ館」を見つけ、電話で練習の曜日、時間帯を教えて頂いた。1度見学させて頂こうと10月の土曜日、住所を頼りに訪ねた。建物の新しさに驚きつつ、3階に昇ると扉が閉まっていた。ノックした。返事がない。練習中で聞こえなかったのかと思い、ワクワクながら扉を開けると、誰もいなかった。ただ1人、植芝盛平翁が私を睨んでいた。
(その日は恒例の合宿だったらしい。)
 別の日に見学させて頂き、早速入門した。やってみると見た目以上に難しかった。
先生、先輩方が簡単にやってみせる中、何も分からない自分に良く腹を立てた。一朝一夕で出来るはずがないと思いながらも、まねごと程度は出来るようになってきたと思う。やる間に少しずつ楽しみになってきて、道場に通う内に多くの人に出会える楽しみもできた。私にとってふれあう場「せいぶ館」。私はそんな「せいぶ館」に恋をした。(ん? どこかで聞いたけど・・・。)
 まだスタ一トしたばかりだが、途中息切れせず、これからも楽しんでやって行きたい。そして、早く本当の合気道が出来るように頑張りたいと思う。

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季節が巡って   坂井達也/5級

 この度は5級を認定していただき、ありがとうございました。これでやっとせいぶ館の一員になれました。
 今年の1月から合気道を初めてから、9ヶ月が立ちました。入会当時は真冬の時期で、道着に着替えるのがあまりにも寒くて、道場の中が冷蔵庫のように思いました。とにかく寒くて道着の下にTシャツを着て稽古をしていました。その時打越先生に「寒くても、道着の下にシャツを着てはいけない」と言われたことを昨日のように思い出します。
 一日一日と過ぎるごとに日が長くなり、暖かくなり体もほぐれてきて稽古がしやすくなりました。しかし、初心者の私の合気道は、春の訪れはまだ遠く凍り固まっている。
 頭が分かっていても体が思うように動いてくれません。 
 夏になってからの道場での稽古の暑さは、ハンパじゃありませんね! 汗をかくと言うよりも、体中の水分が一気に吹き出してしまいます。稽古が終わった時は体の中が、カラカラに渇ききってその後で皆で飲むビ一ルは最高ですね。
 乾燥した砂漠に水をまくように、全身にビ一ルが染み込んでいくのです。
 今までにこんなにおいしいビ一ルを飲んだことがありませんでした。これからもうまいビ一ルが飲めるように稽古を頑張ります。
 また、ビ一ルばかりではなく、上級者を目指して技術も磨いていきますので、皆さんご指導のほど宜しくお願いします。

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拷問    石田史雄/5級
 

 この度、昇級させていただき、ありがとうございました。7月に入会し、30回の稽古を9月までの間に駆け足でこなし、私にとっては密度の濃い3ヶ月間であったように思います。
 試験も終わり、のんびりしておりましたところ、作文を書けという言葉。学校卒業以来書いておりません。ハッキリ言わせてもらえば拷問です。ですから、今回はこのへんで許して下さい。
 これからも一歩一歩地道に頑張ります。

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編集後記
 今回も皆様の個性溢れる作文を読むことができて嬉しいです。有り難うございます。拷問に耐えて下さったことに感謝しています。私は普段共に稽古をして頂いている方の違う一面を見れたり、より深く知ることが出来たり、様々な刺激を受けることができるせいぶ館通信が大好きです。ですから、皆様これからも大切な時間をいっぱい割いてどんどん原稿を書いて下さい。お願い致します。
 今回このせいぶ館通信を編集するに当り、和田編集長より大変親切な御指導を頂き、編集においての心遣いや工夫等について非常に多くの事を教えて頂きました。改めて何かをする時にその道により長けている方が身近にいて丁寧に教えて下さることの有り難さ、素晴らしさ、喜びを感じました。私にこのような機会を与えて下さったことに深く感謝しております。
 私は、せいぶ館、合気道の技に純粋に引き付けられると同時に、共に笑い、喜び、赦し、信じ、高め合う事のできる人の輪を広げてくれるせいぶ館、合気道に強く引き付けられています。私にとって合気道は目的であり、手段であり、結果です。総ての事とそのような関係でありたいです。じゃじゃ馬の私の成長を見守って下さっている、両親、中尾先生、明子さん、兄姉、親友、せいぶ館の皆様、その他全ての方に心より感謝申し上げます。どうか懲りずに引き続きご指導のほど宜しくお願いします。(林芙美)

ホームページアップ苦労話・・・・
 今回の「せいぶ館通信7月号」は「林 芙美」さんが中心となって編集されました。
紙面の方は、いつもとちょっと趣が変わりました。インターネット版ではそれがお伝えできないので私なりにいつもとは少し違った(違ったと言ってもバック画面と仕切線とロゴぐらいですが(^_^;)感じにしようと試みました。(イラストは宮野真紀さん。スキャナで読みとりました。)
インターネットで、この通信を見られている方、関西近辺なら「せいぶ館」道場へお越し下さい。エリア外の方は近くの合気道道場へ行ってみませんか?
次号も春頃出る予定なので「せいぶ館通信」のファンの方、ご期待下さい。(山崎 昭彦)

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